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【事業】大手海外進出の現状

こんにちは。住宅比較の森田です。

三井不動産が今月、オーストラリア初のオフィス事業に着手しました。

今回は7月16日の住宅新報より、国外へ市場を広げる大手企業から三井不動産のオフィス事業と、住友林業らの賃貸事業をご紹介します。

三井不動産、シドニー中心に55階高層ビル

三井不動産は7月8日、オーストラリアの現地法人を通じて、シドニーのマーバック社がシドニービジネス中心区域(CBD)で推進している構想pフィスいるの開発事業にメジャーシェアとしての参画を決め、マーバック社との共同事業契約締結を決定。

ライトレールや鉄道、フェリーが発着するサーキュラーキー駅から徒歩3~4分の立地。ここはCBDの中核にあたり、大手企業や事務所の集積が進んでいます。敷地面積2400㎡、延床面積7万㎡、地上55階地下3階建で、2027年竣工予定です。

三井不動産 | シドニー中心部「(仮称)55 Pitt Street」メジャーシェアでの参画決定 (mitsuifudosan.co.jp)

ちなみに新宿区歌舞伎町あたりの指定容積率(敷地面積に占める床面積の割合)は、900%ですが、このビルの容積率は単純計算で2916%です。すごい世界・・・

労働者満足度のために、絶景のバー・レストラン、超開放的な吹き抜けロビー、フィットネス施設等を設置予定。

環境配慮型オフィスでもあり、オーストラリアのサステナビリティ認証で最高値を取得予定。

三井不動産は2019年に現地法人を設立以降、シドニー近郊の住宅分譲事業「MAC」などに参画してきました。2024年4月に策定したグループ長期経営方針で成長が期待される同国を重点投資エリアと位置づけています。


住友林業×東京建物 アメリカで木造賃貸住宅

住友林業と東京建物は、7月8日、アメリカ大手ディベロッパーfairfield社(カリフォルニア州)と共にコロラド州デンバー近郊で、総戸数297戸の3階建純木造賃貸用住宅を開発すると発表しました。

賃貸床面積2万3871㎡予定、総事業費は184億円。木造枠組壁工法を採用し、ツーバイフォーの規格品を用いることでRC造よりコストを抑制します。プールやフィットネスエリア、コワーキングスペースなどの共用施設も備えます。

米コロラド州デンバー近郊で賃貸用集合住宅を共同開発~純木造で脱炭素推進~ | 住友林業 (sfc.jp)

8月頃着工、2025年12月頃の賃貸開始を目指します。

開発地は、デンバー中心から北へ約30キロ、ボルダー市中心から東に約20キロのブルームフィールド市にあります。市の中心部まで車で15分、デンバー市中心まで30分、幹線道路にも近接する利便性の高いエリアです。

住友林業と東京建物の協業は、ワシントンでの事業に続き2件目。fairfield社との賃貸用集合住宅開発は、住友林業が3件目、東京建物は2件目です。

住友林業グループアメリカ3社の集合住宅着工数は、全米で9位まで成長し、戸建分譲住宅に次ぐ収入源となっています。

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