不動産コンサルティングの住宅比較株式会社

スタッフブログ

2025.02.11

【宅建勉強会の軌跡】第42話

~ LINEで勉強完了報告 質問に答える ~

前話にも載せましたが、本勉強会のコンセプトは、

【勉強するクラス】

生徒のNHさんが、率先垂範で【LINEグループ】に勉強報告をしてくれていた。

また、【教科書に載っていない、分からないこと】を質問してくれていた。

質問が来れば、いつでも【教科書を見ずに】すぐに回答出来るよう、私自身も勉強に集中した。

生徒の時より勉強しているように思う。そんなものなのかもしれない。

【最初が肝心】とよく言う。

このLINEグループも、最初はみんな関わっていたが、1ヶ月経った3月初旬には、

ほぼNHさんと私のやり取りをみんなが見ている状態になっていた。

私も、その事実には気付いていたが、手を打てていなかった。

宿題報告が来なかった所からチェックを始めた。

「Aさん、勉強していますか?」と入れた。

そうすると早速、「遅くなり申し訳ございません。これから帰ります。帰宅次第勉強して送ります!」と帰ってきた。時間は23時を過ぎている。

それでも、【言えば、返ってくる】。

ある程度、【見てくれている】と思えることは、行動につながっているのだ。

宅建勉強会で言えば、私が講師のTさんに思っていたことが思い出される。

Tさん「勉強していますか?」

私  「やっています。」

Tさん「やったテキストを写真で送ってください」

私  「・・・」

(うるさいな~、でも送らないとまずいからしっかり最後までやろう・・・。)

【約1時間後 問題を解いた答案用紙を写真に撮る】

私  「これから送ります」

Tさん「さすが!お疲れ様!!」

このやり取りで1時間勉強できた訳だ。これの繰り返しだ。

2025.02.10

【宅建勉強会の軌跡】第41話

~ 講師第二期 宅建勉強会始まる ~

2年目の宅建勉強会講師生活が始まった。

昨年度の反省を踏まえつつ、コンセプトを決めた。

【勉強するクラス】

生徒さんは5人。昨年に引き続きNさん。Yくん。

あと3人の生徒さんはこんな面々だ。

【NHさん】この方は社長さんで、新たに不動産業を立ち上げようとしていて、

【まずは自分が宅建を取得します!】と明確な目標を立ててくださった。

私より若い、バイタリティーのある方だ。

宅建勉強会は水曜日の朝9時から開始だが、NHさんは車で朝だと2時間以上かかる所に住んでいらっしゃるため、朝の渋滞にはまらないように、なんと朝4時過ぎに出て、3時間も前に到着し、ファミレスで勉強しているような方だった。

【Aさん】ハウスメーカーの注文住宅営業さん。新卒2年目のフレッシュマンだ。

有名大学出身、見た目も【エリート感】が漂う。宅建はスキルアップのためと言っていた。動機が弱いかなとは思っていたが、元々つい最近まで勉強をしてきた方なので、勉強量でカバーしていこうと思っていた。

【Tさん】弊社浦和店に入社してくれたTさん。もともと注文住宅営業マンで、展示場の店長の経験もある。高校時代まで物凄く頭が良かったとTさんの元部下の営業さんから聞いていた。不動産営業として、Yくん同様に絶対に宅建士を取得しなければならない。

生徒さん5名との宅建勉強会が始まった。

【勉強するクラス】を掲げたので、【週1回の勉強会】では心許ない。

宿題と予習。この2点を絶対にやってくるよう強化した。

また、グループLINEを作り、勉強の進捗報告をしてもらった。

【クラスメイトが勉強しているから、自分もやらなきゃ】を引き出そうとした。

【ポテンシャルは自分の中にある】。いかに引き出せるかだ。

NHさんが全体を引っ張って、率先して【勉強報告】をLINEグループにしてくださっていた。とても幸先が良いスタートだと思った。

2019年 宅建勉強会 ガイダンス
2025.02.09

【宅建勉強会の軌跡】第40話

~ 本試験 生徒さんのその後 ~

生徒3人、本試験を迎えた。

結果から言うと、3人とも不合格となった。合格点は37点だった。

Nさんは、合格点から2点差。KさんとYくんは合格点から5点差以上ついてしまった。

私の責任だ。

Tさんのクラスは4人中2人が合格となった。2人とも40点を超え、合格点よりも大幅にオーバーしていた。

Kさん、Nさん、Yくんと個別に話を聞いた。

Nさん、Yくんは「来年も受験します」とのことであったが、Kさんは「もう宅建は受験しないです」と言われてしまった。

人生を変える、とても酷いことをしてしまった。

どう反省し、どう責任を取ったら良いか、悩んだ。

Kさんと個別に会い、また「来年もやりましょう」と話に行ったが、回答は変わらなかった。その数ヶ月後に、Kさんはハウスメーカーを退職し、別分野の職業に転職した。

「私が人生を変えてしまった。申し訳ない。」と謝罪したが、

「結婚を機に、違う業界に転職しようとしていたので、気にしないで下さい」と言われた。

それでも後悔は重くのしかかった。

宅建を取得していたら、退職していなかった、もしくは住宅産業界に残っていたのではないかと、考えは尽きなかった。

Tさんに話したら、

「嫌われても何でも、勉強させなければダメだ」

「3人とも勉強していなかったし、一番の問題は、【勉強させていなかったこと】だよ」

「勉強時間に勝るものは無いに決まっている。イチローだって人一倍毎日練習しているよ」

「凡人が出来る人の何倍もやらなければ出来るようにならないでしょ」

と、畳みかけるように言われた。

何も言い返せなかった。

次年度の宅建勉強会は、「嫌われても勉強させる存在になる」と本気で心に誓い、

Kさんの人生を変えてしまったこと、同じことを生徒さんに体験させない。

やる気が溢れていた。

若かりし頃のYくん
2025.02.08

【宅建勉強会の軌跡】第39話

~ 本試験 生徒さんに強く言えない講師 ~

夏合宿終了後、生徒3人に2万円テストで1回もトップを取らせることは出来なかった。

予想問題を解いて、合格ラインボーダーが34点前後だが、25点前後だった。

普通に考えれば、【勉強しなければ非常に厳しい状態】だが、強く言えない自分がいた。

もともと、【宅建勉強会に参加する目的は何か】というと【合格するため】だ。

シンプルだ。

それでは【何故勉強しないのか】。

それは、【そこまで合格したいと思っていないから】なのか、そんなことはない。

宅建を6回も落ちた私だからよく分かっている。

【絶対に合格したいと思っている】

それなのに、何故勉強しないのか。

ここからが私の弱い所だ。

【今日はいいか】【何とかなるか】【もしかしたら追い込めばいけるかも】

不合格だった時代、私の頭の中にあったフレーズたちだ。

世の中そんなに甘くない。

後ろの扉を閉めて覚悟を決めるのが【指導者】だ。

ハウスメーカーの営業時代、住宅展示場の店長までしか上に行けなかった。

その理由が、全く一緒だ。

質が悪いのは【鬼になる指導者が、チームの成績につながること】を頭では分かっている。

だが、強く言えない。

ここが分かっていれば、ハウスメーカー時代に役職はもっと上に行けたのだろう。

講師が生徒の目的に向き合い強く指導出来ないのは、全く生徒のためになっていない。

そんな講師に捕まった生徒は悲惨だ。

私は生徒にもの凄く酷いことをしていた。

その時はそこまで酷いことをしている認識が薄く、気付けなかった。

2025.02.07

【宅建勉強会の軌跡】第38話

~ 宅建勉強会の講師とは ~

私の講師としての考えが未熟であったために、生徒さん3人が【勉強する場】を

【強制的に】作ることが出来なかった。

そもそも、いつも社長に言ってもらっているこの議論に立ち返る。

私が20代後半で展示場の店長をやっていた時のN社長との話に遡る。

【展示場の店長時代の話】

社長「Tさんは、次の2人の店長のどちらが良いですか?」

  「1人目は、出来る部下が集まっていて常に成績上位の展示場店長」

  「2人目は、若手や成績の悪い営業さんが集まっていて常に成績最下位層の展示場店長」

私T「1人目の店長が良いです!」

社長「経営者目線と店長目線では全然違うよね」

私T「成績上位の方が良いですよね!」

社長「だから店長止まりだね」

私T「???」

その時はよく分からなかった。答え合わせもしてもらえなかった。

今は分かる。圧倒的に後者(2人目の店長)だ。

【出来ない人を出来るようにする】ことを、経営者は店長に託している。

それだけ人材は貴重で、かつ育てていかなければならない。

【人に教える】【人を育てる】ことにおいて、その役職で実績を積んで

スキルアップしていかねば、経営者になった時に会社はおそらく倒産してしまう。

宅建勉強会の講師は、必ず合格させなければならない。

この当時は、そのことを考える頭がなかった。

【宅建6回も落ちた癖に、カッコつけて講師をしている】現状。

生徒さんに、【しっかり勉強しないと、私みたいになっちゃうよ】と、

本気で言える人間にならなければいけなかった。

2025.02.06

【宅建勉強会の軌跡】第37話

~ 合宿後 住宅比較宅建勉強会恒例 2万円テスト ~

夏合宿を終え、本番前2ヶ月となった。

住宅比較宅建勉強会では、試験前10週間に渡って、

【2万円テスト】なるものを実施している。

この制度は下記の内容だ。

・本試験前の10週、毎週水曜日【予想模試】を実施。

・計10回の本番を想定した予想模試。

・トップを取得した人が、【2万円】獲得。

ようするに、10回ともトップを取り続けた人がいるのであれば、

2万円×10回で、合計20万円獲得となる。

もの凄い制度だ。

夏合宿を終えた私のクラス3人には、ぜひともこの2万円テストでトップを獲得してもらいたい。

夏合宿で身に付けた【宅建業法】を如何なく発揮してもらおう。

直近で受けた2万円テストで成果を判断しようと思っていたが、驚くような成績だった。

合宿でおこなった【宅建業法】の特訓はいずこへ・・・。

3人とも、【宅建業法】が20点満点中10点前後で、何やら変わっていない。

4択のマークシート問題だが、2択まで絞れているが、間違えている。

予想問題は、8割は過去20年以内で出題された問題の内容が出題されている。

ランダムに出題されているので、丸暗記したものはすぐ抜ける。

【毎日コツコツ勉強】が最強だと、私自らが合格した時には理解していたのに、

自分以外の人には強く言えない自分がいた。

当たり前だが、講師の仕事は、【勉強させること】なのだ。

【教えること】ではないのかもしれない。

今から考えると、6回も落ちたバカな自分 がいくら教えたって仕方ないのに、

カッコつけて教えることで充足感を得ていたのだと痛感する。心が痛い・・・。

そうは言っても、2万円テスト、1回は取らせてあげたいと思っていた。

2025.02.06

活動記録2/6(木)担当:吉田

住宅比較株式会社の吉田です。

ついに宅建勉強会がスタートしました!

私のクラスは会社経営者やハウスメーカーの若手営業マンや解体工事の事務の方

それぞれに目標を掲げて2/5(水)全員揃ってスタートが切れました。

【宅建勉強会の軌跡】を毎日更新しております。

そこに登場しているY君は私のことです(笑)

僭越ながら勉強を教える立場にさせて頂いております。

大事な時間と宅建合格のために参加頂いていますので

責任をもって全員合格に導きたいと思います。

今回、ご参加頂いている社長様が経営しているコワーキングスペースにて

勉強会をさせて頂いております。

一般の方もご利用頂けますので詳細はお問合せ下さい!

住宅比較株式会社

吉田 真樹

2025.02.05

【宅建勉強会の軌跡】第36話

~ 夏合宿 in苗場 ~

お盆休み、【宅建勉強会夏合宿】を行うこととなった。

7月後半にKさん、Nさん、Yくんの3人に伝えた。

KさんとNさんは、ハウスメーカー営業さんで住宅展示場勤務。

展示場待機の当番もあるので、事前に休日の申請をしなければならず、それを口実に

「もしかしたら行けないかもしれません」とのこと。

そう来ると思っていたので、各人の店長さんに事前に【根回し】をしておいた。

KさんNさん共に、「行く」「行けない」で、多少やり取りがあったものの、夏合宿を決行することとなった。

本来であれば、計画段階で【点数が満たない生徒対策】をすべきだったと反省するところだ。

8月お盆の夏合宿前に、予想問題でのテストをした。

3人とも、合格ライン34点のテストで、20点前半だった。

本試験まであと70日程度。戦略的に推し進めていた【宅建業法18点】も

3人とも計ったように【10点前後】の成績だった。

【宅建業法 過去問10年分 満点】を目標にすることとした。

20問×10年分=200問 を理解してもらう作戦だ。

当日キャンセルが無いように、Kさんは私が自宅まで迎えに行った。

宅建勉強会の会場は、弊社が所有管理している【苗場のリゾートマンション】。

2泊3日。

遊びにならないように、しっかり勉強時間を確保した。

【苗場での勉強合宿の様子】

ただ、遊びになってしまった部分もやむを得ない。

【朝の散歩の様子】

結局、丸暗記のようになってしまったのが講師の私の弱い所だった。

一問一問、【何故その回答になったのか】解説出来るようにしなければならなかった。

2025.02.04

【宅建勉強会の軌跡】第35話

~ 講師としてスタート 【遅い三連発】 ~

次の年、私は講師デビューした。

生徒さんは3名。Tさんクラスも3名。

私のクラスは、弊社のYくん、そしてハウスメーカー勤務のKさんとNさんだ。

KさんとNさんは、大手ハウスメーカーで注文住宅営業をしている。

大きな資格を持っていないので、宅建資格を取得したらどうかと提案し、

【宅建勉強会】に誘っていた。

KさんNさんお二人とも、絶対に宅建資格を取得しなければならないという感じではなかった。

その中で、【宅建資格を取得したら、こんなにいいことがありますよ!】と、色んな角度から誘っていた。

私の中では、お二人にその提案が響いて、勉強会に参加してくれることになったと思い込んでいた。

蓋を開けてみると、【仕事が忙しくて休めない】とか【急遽、お客様からクレームで行かなければならなくなった】とか、様々な理由で勉強会を休むことが多々あった。

それで補講の提案をしてもままならず、宿題もやってこないことが続いた。

私は、電話やメール等で、「勉強していますか」とか「事前に宿題を送ってください」と連絡することで講師としての役割を果たしていると思っていたし、それ以上は関われないなと思っていた。

今から考えるに、当時の私は、【行動が遅い】【対処が遅い】【決断が遅い】の

【遅い3連発】だった。そのままズルズルと月日が経過していった。

仕事で関わる時には、各お二人とも【頑張ります!】と言ってくれています。

なんとか上手くことが運ぶといいなと、楽観視していて、かつ天に任せる自分がいた。

そんな中夏休み直前、社長から【夏合宿をやれ】との指示が下るのであった。

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