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【宅建勉強会の軌跡】第39話

2025.02.08

~ 本試験 生徒さんに強く言えない講師 ~

夏合宿終了後、生徒3人に2万円テストで1回もトップを取らせることは出来なかった。

予想問題を解いて、合格ラインボーダーが34点前後だが、25点前後だった。

普通に考えれば、【勉強しなければ非常に厳しい状態】だが、強く言えない自分がいた。

もともと、【宅建勉強会に参加する目的は何か】というと【合格するため】だ。

シンプルだ。

それでは【何故勉強しないのか】。

それは、【そこまで合格したいと思っていないから】なのか、そんなことはない。

宅建を6回も落ちた私だからよく分かっている。

【絶対に合格したいと思っている】

それなのに、何故勉強しないのか。

ここからが私の弱い所だ。

【今日はいいか】【何とかなるか】【もしかしたら追い込めばいけるかも】

不合格だった時代、私の頭の中にあったフレーズたちだ。

世の中そんなに甘くない。

後ろの扉を閉めて覚悟を決めるのが【指導者】だ。

ハウスメーカーの営業時代、住宅展示場の店長までしか上に行けなかった。

その理由が、全く一緒だ。

質が悪いのは【鬼になる指導者が、チームの成績につながること】を頭では分かっている。

だが、強く言えない。

ここが分かっていれば、ハウスメーカー時代に役職はもっと上に行けたのだろう。

講師が生徒の目的に向き合い強く指導出来ないのは、全く生徒のためになっていない。

そんな講師に捕まった生徒は悲惨だ。

私は生徒にもの凄く酷いことをしていた。

その時はそこまで酷いことをしている認識が薄く、気付けなかった。

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