スタッフブログ
日経新聞 私の履歴書を読んで 吉野 彰氏 (11)
2021.10.13
最初の試練
研究の意義 厳しく問われ 吸収合併 研究継続に危機
始動した電池の研究はすぐに試練に直面した。1982年3月、いつものように川崎市内の研究所に出勤すると、驚きのニュースが待ち受けていた。
当時私が所属していた研究部門は、旭化成と米ダウ・ケミカルが共同出資する旭ダウの一部門。ところが米ダウが合弁を解消し、旭ダウは10月に旭化成に吸収合併されるという。
社内で正式な告知はなく、多くの社員は新聞記事で知らされた。皆が不安を口にし、研究部門がどうなるか私も心配だった。
環境の変化で当たり前にできていたことができなくなる。ただ自分のやりたいように行っていたことがやりたいようにできなくなる。もともと自分のやりたいようにやっていた環境がただの温室であり、もっと改善できた・結果をだせた・もっと喜んでもらえたと、周りの意見を聞き入れ、どうしたら結果が出るか、お客様に喜んでいただけるかを根本において考えていきます。
住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉