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日経新聞 私の履歴書を読んで 吉野 彰氏(6)
2021.10.07
入社
京都大学の修士課程2年になると、そろそろ進路を考えなければならない。子どものころから化学に憧れ、大学で光化学反応を研究していると、研究者として生涯、探求の道を歩みたいという思いがますます強まっていた。研究は順調だった。修士論文のテーマに選んだのは「電荷移動錯体の光化学反応」。電子を出しやすい化合物と受け取りやすい化合物が結合して「錯体」という分子をつくる。そこに紫外線や可視光を照射したときの反応を調べた。だいぶ苦労したが、後でこの論文を英文で投稿すると、英国科学会が選定する「1971年に投稿された注目論文」の一つに選ばれた。
野武士の気風 旭化成へ 魅力的に思えた企業研究者
企業に就職し、研究の成果を製品として送り出し、社会に恩返しする。そうした研究人生を送るのが魅力的に思えるようになった。企業で研究するならどこがよいか。旭化成…旧財閥の系列に属さないうえ、元々の繊維メーカーから脱皮しつつある。野武士のような雰囲気のある企業だと惹かれ、研究職を目指すには魅力的だった。
自分が何をしたいか、何をすることでどうなりたいか、その結果どういう影響を与えられるかとどこまで先を見据えた考えができているかということを認識させていただきました。私は何をしたいかまでしか考えておらず、その先の先の先、といった奥底までのことが考えられていないから今の行動になっていると思います。
先を見越した考え方や行動をすることで、お客様に喜んでもらえ、改善ができていくと思います。考え方や深く考えることを今後は意識していこうと思います。
深謀遠慮
住宅比較株式会社 浦和 竹内智哉