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日経新聞 私の履歴書を読んで 吉野 彰氏(1)

2021.10.01

吉野 彰 氏

日本の企業エンジニア、化学者。大阪府吹田(すいた)市生まれ。1970年(昭和45)京都大学工学部石油化学科卒業。1972年京都大学大学院工学研究科修了、旭化成工業(現、旭化成)に入社し、研究開発部に配属された。1992年(平成4)同社イオン二次電池事業推進部商品開発グループ長、1997年イオン二次電池事業グループ長を経て、2001年(平成13)電池材料事業開発室室長。2003年に同社フェロー、2005年同社吉野研究室室長、2015年顧問、九州大学客員教授、2017年に旭化成名誉フェロー、名城大学教授に就任。2005年に大阪大学から工学博士号取得。2010年から技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター理事長を務める。

創造と挑戦

「プラスチックなのに金属のように光るとは、なんて不思議なんだろう」

きっかけは素朴な驚きと疑問だった。

1981年、旭化成の研究者として母校の京都大学の研究室を訪ね、電気を通すプラスチックである導電性高分子を見せてもらったときのことだ。後にノーベル化学賞を受賞した白川英樹・筑波大学名誉教授が発見した導電性ポリアセチレンである。

このときの出合いがなければ、私が電池を研究することはなかったかもしれない。

科学の成果は「巨人の方の上に乗りさらに先を見る」と例えられるように・・・先輩方の偉業があったからこそ生まれた発見の積み重ねが社会をより良い方向に変えられるならそれこそが科学技術に携わる者の喜びではないか。研究開発は一筋縄ではいかない。研究の大半は芽が出ず、すぐに振り落とされる「悪魔の川」である。・・・3つの壁を乗り越えるために15年近くかかった。

吉野氏のような偉大な成果を出された方でさえ、15年近くの歳月、創造と挑戦の繰り返し、数多くの失敗をしているとの記事がありました。15年という歳月やりぬいて成果を出していると知りました。私は素朴な驚きや疑問があっても何もせず、企画をあげてもスタートしても少しでもうまくいかないことがあるとすぐにダメと判断し、なぜダメか次はどうしようと吉野氏のおっしゃる「創造と挑戦」に向かいません。

続けるかやめるかは本人の意思次第、反省して次にどうするかを常に考えるようになりたいと思いました。

お客様へのご提案でも要望と実際のギャップがあり、ずっと良い提案ができないと勝手に決めつけてしまうことがあります。「創造と挑戦」を繰り返しお客様の満足へつながる仕事をしていきたいと思います。

因敗為成

住宅比較株式会社 浦和 

竹内 智哉

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