いろんな比較
【DX】高度化するスマートシティ像
こんにちは。住宅比較の森田です。
AIや通信技術等の高度化に加え、脱炭素化の潮流や頻発する大規模災害といった社会環境の変化に伴い、先端技術で都市マネジメントの高度化を目指す
スマートシティ
を推進する動きが加速しています。同時に、当初はエネルギーマネジメントに主眼を置いていたスマートシティですが、現在は目的や事例の多様化・高度化も進んでおり、足元では国の検討会で
ウェルビーイング
に焦点を当てた議論が進められています。しかしスマートシティ化が本格的に普及・定着したとは言い難く、官民ともに模索を続けている様子も見られます。今回は1月23日の住宅新報より、ウェルビーイングに貢献するか、本格移行に期待が集まるスマートシティ化の現状を、国の直近の検討状況や自治体の事例等からご紹介します。
ウェルビーイングとは
「ウェルビーイング」とは、個人や社会の持続的で本質的な幸福感の意味で、生活の選択肢を広げ、自己決定を促すモノやサービス、施策を提供することです。取り組みは中小企業にも広がっており、人材を資本として投資する人的資本経営や、株主、社員や顧客、地域など様々な関係者を大切にすることを目指します。(カオナビセミナー 代表理事石川氏の解説より)
スマートシティ化の沿革
スマートシティは街づくりの概念として国内で提唱されることが増え、関心が高まったのは2010年頃とされています。そして2010年代半ばごろから、具体的な事例の本格稼働が見られるようになりました。